大濠公園のスターバックスコーヒー
福岡市の中心部、市民の憩いの場である大濠(おおほり)公園の一角に、 スタバのコンセプトショップがあります。県営の公園の中にできたスタバということで、いろいろな制限を克服しての開店みたいです。
その中でも特筆すべきは環境配慮型の店舗であるということ。
大濠公園の雰囲気を壊さないように、内装や外装はもちろんのこと、 既存の樹木や自然の色合い、スケール感になじみ、主張しすぎずシンプルなデザインを目指したそうです。
そんなスタバの福岡大濠公園店がどんな感じなのか見てきました。
大濠公園に溶け込む感じのスタバ
大濠公園の東側、舞鶴公園と隣接した木立の中にスタバはあります。
目の前は大きな水上公園、後ろ側は木々が茂っていて、福岡市の中心部にありながら憩える空間になっています。
自転車での来店ウェルカムということで駐輪場の設営や、 犬連れのお客さんにはリードを繋いでおけるリードフックも備え付けられています。
入り口の外にはソファー席が並べてあり昼寝している人も
一見、普通のスタバのようですが・・
パッと見は普通のスタバに見えますが・・・
いつものようソイラテをマグカップで注文したのですが、なんとなく注文時の受け答えの雰囲気が違う感じ・・・
というのも、この大濠公園のスタバではマグやグラスがデフォルト。 持ち帰りの人だけが紙コップなのです。
普通のスタバでもそれがいいと思うのですが・・
そういうことで、アイスのソイラテがグラスで来たのでした。
スタバの店内の様子
いたって普通に見えますが、各所に違いがあるのですよ。
何がどう違うのか詳しくお伝えしたいところですが、他のお客さんがいるので写真は割愛です。
店内からは、公園を散歩したり、ジョギングしたりする人が見えます。
西に面しているので、夕日がとてもキレイに見えると思います。
大濠公園のスタバ店内の様子
大濠公園のスタバのグリーンブック
店内の一部に、何やら変わったコーナーが。
返却コーナーの一部に何やら掲げられています。
返却コーナーにあったのが、このグリーンブック。2015年9月版。最近更新されたようですね。
このグリーンブックに、大濠公園のスタバの環境に対する想いと、それを実現した福岡大濠公園店の取り組みが書かれてあるのです。
スタバの大濠公園店では、シェアードプラネットの理念に基づき、米国の環境配慮型建築の認証制度であるLEEDの基準に準じた店舗作りに取り組んでいて、 この福岡大濠公園店がその一番目の店舗なのです。
その主な取り組みとしては・・・・
1.環境配慮型木材(九州産のFSC認証木材)を使用
2.竹のフローリング
3.省電力照明
4.屋根雨水の利用
5.深い軒とルーバー、高断熱ガラス
6.コーヒー豆カスのリサイクル素材
7.コーヒー豆の堆肥化
8.自転車置き場、空気入れ設置
9.外部席も禁煙
10.リユース食器
それぞれの項目を確認してゆきたいところですが、店内にお客さんがおられるので残念ですが割愛します。
ひとまずコンポストを見てみた
環境に対する取り組みは、店内の随所にあるのですが、店内をうろちょろできないので、外にあるものを見てきました。コーヒー豆を堆肥化するコンポストです。
これがコーヒー豆のコンポスト
グリーンブックに示されていた場所に置かれてありました。
さすがに中は覗けませんでした。
店舗の後ろ側の木立の中から見ると、周辺の環境の溶け込んでいますね。
全国のスタバにも取り入れてほしいことが沢山あります。 福岡大濠公園店がスタバのスタンダードになるようにしてほしいものです。
みなさんも応援してくださいね。
大濠公園のスタバ 木立の中