広田弘毅先生銅像
福岡県出身の首相である広田弘毅先生の銅像が、
美術館入り口、大通りに面した一角にひっそりと堂々と立っています。■「黙してゆかむ」
広田弘毅先生は、第二次世界大戦における、日本国の大陸、南方への侵略の罪に問われ、極東軍事裁判で死刑に処せられています。
極東軍事裁判での公判では、自分をかばうようなことはせずに沈黙を貫かれました。 それは「高位の官職にあった期間に起こった事件に対しては喜んで全責任を負うつもりである」という信念と、 「天皇陛下や自分と関わった周囲の人間に累が及ぶことを一番心配していたから」とされています。
戦争を止めようとしていた広田先生に対する死刑判決には多くの疑問の声もあったといいます。
死刑を求刑していたはずの連合国の検察側からですら判決は意外だったとの声もあり、 あの首席検事のジョセフ・キーナンですら「なんという馬鹿げた判決か! どんなに重い刑罰を考えても終身刑までではないか!」 とのコメントを残しています。
広田先生の銅像は、福岡市美術館前にあります。
皆さんも一度訪れて、今の平和がずっと続くよう祈念されてはいかがでしょうか?
新藤一馬元福岡市長から贈られた、銅像石碑
>> 広田弘毅先生(Wikipedia)